パスワードとアクセストークン

パスワードとアクセストークン

(2020/6/15)

パソコン内に平文でパスワードを置いてる人はあまりいないと思うが、秘密鍵アクセストークンを平文でパソコンに置いてる人が多いのは不思議である
たとえばHerokuのCLIを使うとき、 ~/.netrc というところにHerokuの生パスワードが格納される
これはもともとftpなど昔のネットワークツールの設定ファイルのようだ
sshの秘密鍵は ~/.ssh/id_rsa のようなところに格納されている
S3のパスワードは ~/.s3cfg に格納されている
こういうのは、 ~/.google のようなファイルにGoogleのパスワードを書いているようなものである
そんな方法でGoogleのパスワードを管理してる人がいるとは思えないが、何故かHerokuやsshやS3だと平然とそういう運用がされているのは不思議である
「パスワード」と「秘密鍵」や「アクセストークン」は違うものだと思われているのだろうか?
アクセストークンとかHerokuのパスワードとかが平文でローカルマシンに格納されてて問題ないのであれば、AmazonやGoogleのパスワードが平文でローカルマシンに格納されてても問題ないことになる

こういう運用に関する常識のようなものは「思いこみ」が多いのではないだろうか?
パスワードを平文でセーブするのは絶対駄目だが、アクセストークンだの秘密鍵だのはOK、みたいな誤解である
秘密鍵を平文で保存するのがOKなのならば、Amazonのパスワードを平文で保存しても同じだと思うが

結論としては、こういうのは全部駄目だと思う
パスワード的なものを平文でローカルファイルに書いておくのはすべてやめてしまいたい
パスワードに限らず、公開できない秘密のファイルはすべて、ローカルファイルに置くのはやめた方が良いと思う

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