ブログ: AppleでSteve Jobsに面接された話
(expanded from ジョブズたんとの遭遇 このページは編集しないでください)
2006/5/4の日記
参加者
James 比嘉氏: ジョブズたんの側近で、Apple訪問をアレンジ。
Stanfordの政治学出身であるが、その後カメラマンとなり、Appleを取材に行ったところをジョブズたんに見込まれたらしい。
Scott Forstall氏: Vice President. スリムで陽気な40歳ぐらい?
今回話題になったプロジェクトの責任者なのかも。
ジョブズたん登場!
報道とかで見る人物と実物は同じ感じ。写真も声もよく見てるし。
調子が良くてスマートな、モテ系億万長者てところか
J 「やぁトシ(握手)! 遅れてゴメン。滅茶苦茶面白いプロジェクトの打合せをしててネ。」
J 「中身は言えないけど、Mac、iPodの次の柱となる大きなプロジェクトなんだ。」
J 「君なら一瞬でも見たらその強烈さを理解すると思うョ」
J 「日本語の入力とかは結構鍵になるんだ。でもこれまでのより格段によくなるんだけどね」
J 「で、インターネットを全部調べたら、君が新しいプロジェクトに最適任だということがわかったんだョ」
J 「日本よりこっちの方が全然環境良いしネ。あ、もちろん日本の状況は知ってるョ」
J 「てなわけだから来るよね? 家族はいるのね? 家族にとってもこちらは良いよネ」
J 「じゃ何か質問ある?」
という感じで押し切られる... 人心掌握のプロなんだろうか。
T 「入力と検索を大統合したデスクトップを作るみたいなことを考えてるんですけど...」
J 「今度のプロジェクトはPCとは全然違うんだョ!」 (提案終了)
T 「(松下との)契約とかあるんですケド!」
J 「へー。仕事の何割ぐらいそれにあててるの?」
T 「30-40%ぐらいすかね」
J 「じゃぁその時間はそちらの仕事をすることにしてもいいョ。ウチはフレキシブルだからネ」
T 「私との個人契約だったらそれでもいいんだけど組織の契約なんでっす」
J 「いずれにせよウチはフレキシブルだからっ」
T 「はぁい、調べてみますぅ...」
T 「日本で働くオプションって無いんですか?」
J 「絶対なし。こちらで一丸となってやることにしてるんだ。」
T 「すぐ移籍が無理とすると、どれぐらいなら待てるんですかネ?」
J 「2〜3ヶ月だったら大丈夫かな。半年かかるなら他の人をあたるしかないョ」
情報があまりに少ない! ジョブズたんがウキウキしてるのは確かなのだが
何が何やらわかりまセン! NeXT立ち上げのときもこうやって情報皆無のまま情熱だけ語って人集めしたらしい。比嘉氏も、その昔こういう感じでAppleに引っ張られたそうで、デジャブだと言っていた。
ジョブズたん退席
J 「じゃぁね! 正しい決定するのを待ってるからネ!」
James氏とScott氏に質問.
T 「新しい柱とか言ってますけど、柱は何本ぐらいあるんですか?」
S 「Mac、iPod、と今度のやつだけだョ」
T 「結構沢山の人間でやろうとしてる?」
S 「そのとおり。全部入れるとかなりの数に。」
T 「うーむ...」
後からの感想 by 2015/07/10 16:56:00
ジョブズもフォーストールも嘘は言ってないね
Scott ForstallはiPhoneの総合指揮者だったけど2012年に追い出されてしまった
James 比嘉氏もジョブズ死後すぐAppleからいなくなった
ジョブズの直下で幅をきかせてた人物はすべて追い出されたことになる
ここに出てくる人物はすべて死んだかAppleを去ってしまったのがじわじわくる
フォーストールの片腕だったHenri Lamirauxも2013にはいなくなってる
2015現在iPhoneの指揮をとってるのが誰なのか は知らない
ていうか誰もその話をしないよねー
すごい実力者がiPhone開発にかかわってる可能性は低いと思われる