ブログ: 予測検索
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(2020/12/23)
	ユーザの意図を予測して検索しているように見えるシステムがある
	たとえば曖昧検索は、ユーザの間違いを「予測」して正しい単語を提案しているものだともいえる
	Web検索でよく使われるクエリ拡張(Query expansion)も、ユーザの意図を「予測」して適切な検索単語を提案するものである
	ユーザの検索履歴を利用するシステムも「予測」検索だといえるだろう
	Helpfeelも同様の雰囲気がある
		自分が検索したかったのはコレなんだ! と納得させようとしている
		Notaではこれを「意図予測検索」といって宣伝している
		少しでも関連のあるものを「予測」しているように見える
	つまり、有用な検索手法は「予測」的な雰囲気を持つものが多いので、これらの手法をひっくるめて予測検索と呼ぶことにしたい
	「予測入力」は現在ポピュラーだが、「予測入力」があるなら「予測検索」もあるかな、と連想するのは自然だろう
	実際、「予測入力」システムは辞書や履歴からの検索をしてるわけだし、入力と検索は深い関係がある
	予測検索技術を利用した入力システムが予測入力だとまで言えるかもしれない
	はじめて「予測検索」という単語を聞くと、検索結果を予測するのか、検索単語を予測するのか、いろんなイメージを感じると思う
	「予測検索」という言葉は世の中ではほとんど利用されていないようなので、このキーワードを提唱していきたい
	Ben ShneidermanはGUIをまとめて「直接操作」と呼んだし、インクリメンタル検索をまとめて「動的検索」と呼んだ。直接操作システムも動的検索システムもBen Shneidermanが発明したわけではないが、名前をつけたことは評価されているようである。
#ブログ 2020/12/23