ブログ: ランダムパタンの中に何かを発見する
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(2018/4/26)
馴染みのあるものでも描けないことは多い。自転車のように誰もがよく知ってるものでも、描いてみろと言ったら全然描けない人が多いものである。下の絵はいろんな知人(大人)に自転車を描いてもらった例である。かなり酷い。
いつも見ているものでも描けないのだから、見たことがないものを描くのはもっと難しい。6本足の怪物を描けと言われてすぐ描ける人はほとんどいないだろう。
一方、人間はランダムっぽいパタンの中からパタンを見出すことは得意で、心霊写真が見えたり「幽霊の正体見たり枯尾花」だったりすることはよくある。それならば、何か絵を描きたいときは何らかのパタンを下敷きにすれば良いのではないだろうか。ランダムパタンの中に6本足の怪物が見えるかもしれない。
レオナルド・ダ・ヴィンチは門下生に寺院の壁のしみを写せと教えた事があるそうだ。なるほど雪隠などに這入って雨の漏る壁を余念なく眺めていると、なかなかうまい模様画が自然に出来ているぜ。君注意して写生して見給えきっと面白いものが出来るから
真っ白な部屋に放り込まれて「何でもいいから発想しろ!」と言われても何も思いつかないだろうし、真っ白な紙を渡されて「何か描け!」と言われても難しいだろう。ゼロから何かを創作することは難しい。下の写真はどこかのファーストフード店のトレイなのだが、こういうパタンの中に自分が描きたい何かが見つかるのではないだろうか? こういうパタンを自動生成するアルゴリズムが欲しいと思っている。
Procedural Graphics Boxの情報を使うとよさげ (2018/12/5)
#ブログ 2018/4/26