Googleクラウドプリントとの闘い

Googleクラウドプリントとの闘い

(2019/8/7)


結論: クラウドプリントを使うとChromebookから印刷できる

最近自宅用にキヤノンのMF632Cというレーザー複合機を買った。Faxとして使えるし、紙をスキャンしてPDFにしてUSBメモリに格納するといった機能もあるようだ。
これまで何故かChromebookからこのプリンタに印刷できなくて困っていたのだが、「Googleクラウドプリント」という機能を使うと印刷できることがわかった。クラウドプリントというのはChromeさえあればどこからでもプリンタを使えるというサービスで、以下のどちらかの方法を利用できる。

クラウドプリント対応のプリンタに設定を行なう (Googleアカウントを登録する)
クラウドプリント対応でないプリンタに接続されたパソコンのChromeをクラウドプリント設定する

1. はクラウドプリント対応のプリンタが必要であるが、2. の場合はネットワークに接続されたパソコンがあればどんなプリンタでも利用できるようだ。MF632Cはクラウドプリント対応しているので単体でクラウドプリンタとして利用できる。

というわけでMF632Cのクラウドプリント設定をすれば良いのだが設定方法が難しくて困った。

プリンタのパネルをいろいろ操作していると「リモートUIで設定しろ」と言われた。
リモートUIって何だろう? と思ったが、ブラウザからプリンタの設定画面にアクセスしろという意味だった
プリンタのIPアドレスをプリンタのメニューから調べてみると 169.254.210.87 という謎アドレスになっていた。MacからはアクセスできるのにChromebookからアクセスできなかった。Macには謎DNSがあるのか?
Macからアクセスしてみると下のような画面が表示された。「システム管理部門」て何? いきなり会社モード? 個人で使ってるだけなのだが?
IDもパスワードもわからないので困ったが、「システム管理部門ID」でググるとどうやら初期値は 管理者ID = 7654321 パスワード = 7654321 になっているようだ。
これで管理者ログインできたので、ネットワーク設定をDHCPにしてみたらIPが 192.168.0.75 になり、Chromebookからでもアクセスできるようになった。
この状態で、プリンタの管理画面からクラウドプリントの設定が可能になった
クラウドプリントの設定ができるとChromebookの印刷画面からプリンタを選んで無事印刷できるようになった。
クラウドプリンタにはGoogleアカウントをひとつしか登録できないが、共有設定すると誰からでも使えるようになるようだ

いまだにクラウドプリントというのがどういう原理なのかサッパリわからないのだが、印刷したいデータをChromebookなどからGoogleのサーバに送り、クラウドプリンタがそのデータをフェッチして印刷するのだろうか。いちいちデータがGoogleに送られるのが大変良くないが、とりあえずこれを使うしか仕方がなさそうである。

それにしても「システム管理部門ID」というのは不思議である。何故「管理者ID」とか呼ばないのか?

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