自分勝手インタフェースと万人向けインタフェース

自分勝手インタフェースと万人向けインタフェース

(2018/5/26)

ホテルの部屋の電気のスイッチの使い方がわからないと困るので、わかりやすいスイッチを目立つ場所に設置するべきだろうが、毎日使う自宅のスイッチの場合は多少わかりにくくても大丈夫かもしれない。私の自宅のスイッチのひとつは家具に隠れているのだが、場所はわかっているので特に困ることはない。自分だけがよく使うものについては、他人にとって使いやすいかどうかは気にせず、デザインを重視したり自分勝手な機能だけ用意しておけばよい気がする。壁にスイッチを設置せず、ケッタイな方法で電気を操作するというのもアリだろう。

現在はユーザ中心デザインというのが常識になっているが、あらゆるユーザの要求を取り入れることはできないので機能が肥大したりカスタマイズが難しくなったりしている。自分だけが使う装置や自分だけが見るWebページなどでは、IoT技術やHTML技術などを駆使して自分専用インタフェースを作るのが良いだろう。Google日本語入力の場合、既存のIMEユーザの要望を聞いていたらカスタマイズ機能が大変なことになってしまったそうだが、私が使っているGyaimというIMEの場合はユーザが私だけなのでカスタマイズ機能が無いし、使い方が奇妙だと思われていても自分では完全に満足して使っている。自分勝手なデザインや使い勝手を許容するためのテクノロジーは既に沢山存在するので、自分勝手が正しくて面白いのだという意識がもっと広まると楽しそうである。

追記: 2018/5/26
/shokai/自己中心設計 と同じようなことである。「自己中心」と「自分勝手」とどちらが良いかな?

#ブログ 2018/5/26
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