ブログ: 本への書き込み.
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(2018/5/12)
本に書き込みをする人は少ないようである。ペンが大抵手元にないとか、綺麗な本を汚すのが嫌だとか、古本として売れなくなるとか、借りた本は汚しちゃ駄目だとか、理由はいろいろあるだろうが、とりあえず本は綺麗に読むものだというのが常識になっている気がする。
しかし本の内容を本当に自分のものにするためには書き込みぐらいする方が良いし、読み返すときも付箋や書き込みがあると便利である。本は綺麗に読むものだという常識は有害だと思う。
電子書籍の場合、手元のデータをどう加工しようが誰も困らないのだから自由に編集が可能になっていれば良いはずだが、大抵の電子書籍は編集も書き込みもできない。印をつけて参照することはできたりするが、編集や書き込みとは程遠いものである。本は綺麗に読むものだという謎常識があるからそういう機能しか提供されていないのだろう。
木簡やパピルスの時代じゃあるまいし、将来の電子書籍はあらゆる編集を許すことを前提にするべきである。Scrapboxを電子書籍として使い、データを配ってユーザが自由に編集して利用できるようにするのが良いだろう。